養命酒 駒ヶ根工場の見学に行ってきた
はじめに
薬用養命酒というと,おじいちゃんおばあちゃんの家にあるモノというイメージがあるかもしれませんが,最近では割と若い方にも飲まれているそうです.
薬用養命酒というと,おじいちゃんおばあちゃんの家にあるモノというイメージがあるかもしれませんが,最近では割と若い方にも飲まれているそうです.
健康的に卒論を書き終えることができたのも,養命酒のおかげです(?)
その工場見学が結構面白いらしい,ということを聞きつけ,
駒ヶ根まで来たついでに行って参りました.
徒歩で行ってみる
公式の案内によると,駅からタクシーorクルマでお越し下さいとのこと.
公共交通のみで行くのは厳しそうでしたが,地図で見てみると,
GoogleMapでは,駅から徒歩40分ということでギリギリ歩いていけるかなという感じ.
実際に歩いてみました.
終始10%程度の上り勾配です.小雨模様だったので何とか行けましたが,夏の晴れの日には汗だくになると思われます.30分ぐらいで着きました.
養命酒の工場は,,,
玄関前にひまわり畑がある,素敵な工場でした.
概観
工場内には見学施設のほか,ショップ,カフェなどがあります.
オープン時刻の前に着きましたが,敷地内には入ることができました.
「健康の森」として自然が残されており,工場とは思えないような空間です.
敷地内で遺跡が見つかったそうで,竪穴式住居などの再現もされています.
ややシュール.
工場見学
この見学施設は,今年の4月にリニューアルしたばかりだそうです.
巨大養命酒がお出迎え.
この先の製造工程の見学等は,無料ですが予約が必要です.
受付を済ませると,試飲時間にお酒を飲むか飲まないかで色分けされたバッジを渡されます.
集合時刻までは,エントランスの展示を見学.歴代の養命酒ビンなど,貴重な資料が並んでいます.
そして,至る所に養命酒.
時間が近づくと,大勢の人が集まってきました.40人ぐらいはいたかな?
なかなか不便な場所にあるにも関わらず,この見学コース,結構人気らしいです.
見学が始まると,まず紹介ムービーを鑑賞した後,製造工程を学ぶ展示を見学します.
展示室に入ると独特の匂いがします.それもそのはずで,
養命酒に入っている14種類の生薬の実物が置いてあるのです.
実際に触って,匂いを嗅ぐことができます.
養命酒は,みりんベースの原酒に生薬を漬け込むことで作られます.
この大きな袋1つあたりに,約200kgの生薬が詰められ,
上の四角い浸漬タンク内に入れられ、原酒に漬けられます.
下の調整タンクとの間で原酒が循環し,60日間かけて抽出するそうです.
この1組のタンクで作られる養命酒の量は,1Lビンで35000本分にもなります.
この工場が駒ヶ根の山中にあるのは,駒ヶ岳の地下水を原酒を作るために使っているからだそうです.
さらに,傾斜地に工場があることを利用して,工程順になるように上から建物を配置することで,動力を使わずに原酒を運ぶことができるシステムなんだとか.なんて合理的.
続いて,養命酒のビン詰め・梱包工程の見学ですが,こちらは写真撮影NGでした.
また生憎,休日のためラインは動いておらず,,,
紹介ビデオと合わせて,止まったラインを見学するかたちとなりました.
ビン詰,封印,計量カップを載せて箱に詰めるところまで,全て自動化されています.
動いている所を見られたら,機械好きの私は感動したことでしょう.
最後は試飲の時間.
お酒を飲む方には,養命酒のほか,養命酒製造が作っている嗜好品用のお酒2種類が提供されていました.
今日はお酒を飲まない私は,黒酢人参を頂きました.
さらにお土産のプレゼントまで.
80分のコースでしたが,本当にあっという間に終わってしまう,充実の内容でした.
ショップ・カフェ
ショップでは,養命酒製造の製品が取り揃えられています.
ちなみに養命酒は,お酒ではなく第二類医薬品です.
そのため養命酒を売っているこのショップにも,ちゃんと薬剤師さんがいるそうです(気になってわざわざ聞きました).
養命水と本みりんを買ってきました.
どちらも原酒のもととなるもので,
養命水 → 本みりん → 養命酒
とつながるわけですな.
時間の都合上行けませんでしたが,信州産の食材などを使った料理が楽しめるカフェもあり,なかなかの賑わいを見せていました.
まとめ
養命酒ファンの皆様は勿論ですが,そうでない方も,近くに来たらぜひ行ってみてください.きっと養命酒生活を始めたくなることでしょう.
意外なことに,家族連れで来ている人がとても多く,かなり賑わっていました.
(というか,1人で来ていたのは私だけだった気が...)
お友達なんかと一緒に行くと,試飲などでワイワイできてとても楽しいと思います.
予約なしでもショップやカフェなどは利用できますが,やはり一番おもしろいのは工場見学ツアーなので,早めに予約して行かれることをお勧めします.空きがあれば飛び入り参加できるようですが,休日は満員になることが多いようです.
駒ヶ根工場 見学のお申込み | ReservationEngine
工場を見学してみて,養命酒がますます好きになったので,これからも飲んでいきたいと思います.