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mechlog - メモ帳

大型二種 教習2日目

路端停車

朝一番で教習です.

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昨日に比べると,上手くカーブでの操舵ができるようになりました.

内側後輪の位置をミラーで確認していくのも大事ですが,

カーブ終端では直線に車両をしっかりと入れることを意識して,

だんだんとハンドルを戻していくことが必要です.

 

新たな項目としては,路端停車をやりました.

路端停車では,縁石にぴったりと寄せて一時停止した後,

歩道上にあるポールにリアをぶつけない様にしつつ,

前方目の前にある障害物を避けて,発進します.

以下,参考動画です.

リアの振り出しをできるだけ抑えるため,

ハンドルは,前方の障害物を避けられる最低限の操舵量に抑えます.

2~3回しかやらなかったけど,これは大丈夫そう.

 

 適性検査

PCで知能テスト的なものを受けると,

運転する上で気を付けなければならない性格上の注意点などを教えてもらえる,

というものです.

 

結果は,概ね平均的でしたが,注意点として,

  • 少し焦ったりイライラしたりする性格の傾向がある
  • 自転車,歩行者のような遅い運動物体に対して,速度感を見誤って遅くとらえてしまうことがある

とのことでした.両方ともちょっと心当たりあるような…

 

やさしいクラッチ・ブレーキ操作

やさしいというのは,衝撃を与えない,という意味です.

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バスは,人が立って乗ることが認められている唯一のクルマです.

ゆえに,ちょっとした変速ショックや,普通車では何でもないようなブレーキ操作が,

お客様の転倒 = 車内事故 に繋がってしまいます.

大型二種教習で一番重要なのは,車内事故を起こさないスムーズな運転をマスターすることなのです.

 

夕方の教習では,クラッチ,ブレーキ操作をスムーズにすることを教えられました.

狭い所内コースで,直線では30 km/h を出し,カーブでは減速する,ということを繰り返すことで,クラッチ,ブレーキ操作を何度もやって,練習していきます.

 

普通車のブレーキは,足の力を油圧で増幅するブレーキですが,

トラック・バスのブレーキは,圧縮空気を用いるエアブレーキです.

このエアブレーキ,とても強力ですが,相当なクセモノです.

ペダルを踏んでから実際にブレーキが効き始めるまでに応答遅れがあります.

 

普通車のタイミングで踏んでいると,

「あれ?ブレーキが効かない?」

→ 強めに踏む

→ 遅れて超強力に効いてくる

ガックン(急停車)

…と,これでは車内事故続発です.

 

以前のけん引の教習でも,最後までエアブレーキに苦戦しておりました.

エアブレーキの操作については,

しっかりと先読み運転をして早め早めに制動の体制をとり,

ペダルを少しずつ踏む,

程度のことしか考えていませんでしたが,

この時間に教わった言葉は,私にとっては目から鱗でした.

 

エアブレーキは,

「踏む」

のではなく,

「さわる」

そして必要ならば,

「つけたす」

イメージだそうです…!

 

この言葉を意識しているだけで,エアブレーキが本当にやりやすくなりました.

 

あとは,

  1. クラッチがつながる位置を覚えて,半クラの手前までは素早く上げる
  2. 減速時には必ず,ブレーキ→クラッチの順で操作
  3. ブレーキだけでなく,クラッチを切るときや,アクセルを緩めるときもゆっくりと

といったことを指摘されました.

 

1. 2. は普通車でも共通ですが,バスの場合は徹底してやらないと,大きなショックが出ます.

 

あとは意外だったのは 3. です.

普通車なら,止まるときにはサッとクラッチを切り,加速を止めるときもアクセルからサッと足を離すと思います.

ところが,エンジンブレーキが強力なバスで同じことをやると,大きな衝撃になってしまうのです.

 

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バスドライバへの道は険しい…