めっくろぐ

備忘録

小型特殊自動車免許の取得

小型特殊自動車免許(小特)を取得した時の記録をまとめておく.

 

高校を卒業してすぐの春,身分証として良いという親の勧めで原付免許を取った.

わずか一日でいとも簡単に免許証が貰えたので,他にも同じように取れるものはないのかと帰ってから調べていると,「小特」というものがあることを見つけたのだった. 

細かい定義は色々あるのだが,最高速度15 km/h 以下のトラクタなどの車両が運転できる免許である.原付もそうだが,普通免許の下位免許(ランクが下の免許)に当たる.つまり,普通免許を持っている人は小特を運転できてしまうので,普通免許を持つことが当たり前となってしまった現代では,小特免許はあまり意味がないように思われる.

小特免許は,運転免許試験場での学科試験に合格さえすれば即日発行される.同じように即日で取れる原付免許の場合は,学科試験合格後に実際にバイクに乗る講習を受けなければならないが,小特免許にはそれすらない.講習代が発生しないので,小特免許は最も安く取得できる免許でもある(東京都の場合はわずか3550円). 

実際に小特免許の取得に動いたのは,その存在を知ってからちょうど一年後のことだった.

原付のような市販の試験問題集がないので,とりあえずネットで調査していると,特有の問題は,制限速度が15 km/hであることと,二段階右折がないことぐらいで,問題形式はほぼ原付と一緒らしい.そういうわけで原付問題集を何度か読んで試験対策とした.

東京都の場合,府中,鮫洲,江東の3つの試験場があるが,小特はその何れでも受験できる.このときは江東に向かった.小特を取りに来る人は本当に稀なようで,案内窓口やら視力検査やら回る先々で,「小特をとるんだね?」と何度も確認された.

試験は午後.130人ぐらいの受験者がいる部屋の一番前に座らされ,全体説明が始まる前に試験が寄ってきて,「小特の試験時間は30分で,45問以上で合格です」と小声で説明してくれた.問題用紙も,小特のマークが特別にされたものを先に渡してくれた.となりに座っている一般の学科を受験する兄ちゃんが,怪訝そうな表情で何度もこちらを見てくる.ここまで特別扱いを受けておいて,落ちてしまったらとんでもなく恥ずかしいなと思い,緊張する.

試験内容は,下調べ通り,原付とほぼ同じ.最後のイラスト問題も,一応「小型特殊自動車を...」という文言になっていたが,イラストは原付のハンドルが描かれたものだった.

時間は余り,3周も見直して25分ぐらいで退出.退出時に「すぐ結果出るから,待ってて」と言われ,廊下で待機.すると5分後ぐらいに試験官から名前呼ばれ,「合格だったので」とあっさり言われてしまった.

自分の結果は表示されないが,一応ほかの免許の結果発表にも呼ばれ試験室へ戻る.さっき試験を受けた部屋の前にはモニタがあって,合格者の番号が出る仕組みになっている.さっきこちらを見てきた兄ちゃんは落ちていた.結構落ちるもんなんだなと驚くが,試験官曰く,「今回の合格率はだいたい60 %で,午後にしては良い方」とのこと.朝8時半集合でそれなりに気合いの必要な午前試験の方が,合格率は高いらしい.

あとは写真撮影の後,免許の出来上がりを待って,受け取っておしまい.原付のみが入ったグリーン免許が,小特の文字も加わったブルー免許に変わった.初めての免許からたった1年でブルー免許になって,得した気分だった.

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